店員さんに話しかけられる人を崇拝します
こんにちは
24歳新卒の販売員をしています。
TKです。
僕は店員さんに話しかけることができません。
目次
店員さんに話しかけられない
僕は24歳です。
いい歳です。
クレジットカードを契約しています。
お酒を飲んでます。
免許持ってます。
大人です。
でも、僕は店員さんに話しかけることができないです。
一人で買い物にいくと他の人の目線が気になり、汗だくで店から出ます。
ものを選んでいるとき他の人が僕の近くを通ると、そっちに気がいってしまい買い物に集中できなくなります。
店員さんがお洒落な店とか特に気が滅入ってしまい店に入ることすらままならないです。
スターバックス行ったことないです。
スタバで独り作業している人は頭おかしいと思ってます。
人間じゃないです。
初対面でこの人と繋がる感じがするのが嫌だ
どうしてこんなにも他人の目が気になったり、初対面の人に話しかけられないのかというと答えは簡単で、
「他人を信用していないからです」
店員さんや店ですれ違う人は他人です。正真正銘の赤の他人です。
そんな人に心なんて開くわけがないです。
目の前にいる人間がどんな生い立ちでここに立っているのか、どんな修羅場を潜り抜けてきた強者なのか想像しただけで距離をとりたくなります。
スーパーでの話
ある日スーパーで一人で買い物をしていました。
固形燃料を探していました。
固形燃焼って結構見つからないもので、結構な時間グルグル店内を回っていました。
あまりに見つからないものだから、勝手に頭に一つの選択肢が浮かんできました。
「店員さんに聞く、、、、、か」
考えただけでも汗が出てきました。
周りを見渡すと店員さんだらけ
よりによって若い女性スタッフ
「もう無理だ」
考えたら考えた分だけ汗が出てきました。
結局店員さんに話しかけることができず、そのまま何も買わずに帰りました。
情けない、、、。
店員さんに話しかけられる人を崇拝します
僕はこの性格が嫌いで、2020年は直したいと思い、独り飯に挑戦してみました。
一人で飯を食べたことなんて生まれて一回もありません。
他人に
「あいつ、あんなの食べてるよ、、」と思われたくないので
でも、このままではいけないと思い挑戦してみようと決意しました。
選んだ店はカウンター席のある、鉄板ホルモン焼きの店です。
選考理由は、ホットペッパーで内観をみたときお洒落で一人でも入りやすそうな店だと思ったからです。
当日
やっぱり緊張していました。
店に入ります。
「いらっしゃいませ〜」
女性の店員さん
「何こいつ一人できてるんだよ」って思われたに違いない
店内はそこそこの盛り上がり
団体がキャッキャキャッキャしていたり、カウンターでおじさん二人がゆっくり話していたり、雰囲気はまあまあ
さあ、僕はどこに案内されるのか
「こちらどうぞ〜」
カウンター席のど真ん中!!!!
目の前にはいかにもコミュ力の塊感がすごい店員さん!!!
どどっドドドドドドドドど
一気に焦る
とりあえず両隣は誰もいなかったので安心っと
一人でホルモンを食べながらハイボールを飲む。
頑張って目の前の鉄板焼きに目を向けようとするも、店員さんと目があってしまいそうになり断念
せっかくきたのに下向きながらスマホとにらめっこ
正直、地獄の空間だった。
すると、右隣にサラリーマンらしき人が座った。
「あ、あの〜、これとこれと、、、」
少し慣れてない感が伝わってきた。
(この人、俺と同じように緊張しているのかな、そうだよな!緊張するよ!だって一人で飯食うと他人の目気になりますもんね? ね? ね?)
心の声が、盛り上がる
同志を見つけた
少し心が楽になった
しかし、そんな気持ちもお構いなしにこの空間は僕のことをさらに苦しめ始める
少し時間が立ってくるとサラリーマンに異変が起きた。
サラリーマン:「僕、この辺あんまり詳しくないんですよね〜」
僕:「!!?」
店員さん:「あ、そうなんですか?」
サラリーマン:「最近、引っ越してきたばかりで〜」
俺の心の声:「おいおいおいおい、何やってんだよサラリーマン、何んで店員さんと話してんだよ」
終わった、、、、、、
絶望に包まれた
店に入って誰とも会話することなく、30分たたずんでいる俺を尻目に、ものの5分で打ち解けやがった
さらに暗くなる僕
そこにさらなる絶望がやってきた
「〇〇さん! あっちの店混んでたよ〜 だからこっちきた!」
常連が僕の左隣にきた
発狂しそうになった
そして同時に情けなくなった
この空間はなんなのオオオ!!
真っ暗な僕は絶望と共にお会計を済まそうとした
そのとき
トンっ!
何かが僕の肩に当たった
恐る恐るみてみると
ホルモンだった
鉄板焼きのホルモンがパンっ!と火力で飛んできたのだ
店員さんはこっちをみていた
でもホルモンが僕の肩に当たったことには気づいていないらしく、お互いニヤニヤしていた
「あ、、お、お会計お願いします、、。」
「はいよ」
地獄が終わった
最悪なデビュー戦だった。
僕はそんなこんなで店員さんと話せる人に憧れています。
人生でそんなに汗をかくことはないんだろうなと思いながら見つめています。
終わり